ロボアドバイザー「THEO」が手数料を値下げする!【最大0.65%まで引き下げ】

1万円からスマホで始められるロボアドバイザーサービス THEO(テオ)は2019年2月16日(土)に3周年を迎えるそうです。このTHEOを運営する「お金のデザイン」が、THEO3周年を記念し手数料の値下げを発表しました。
これまでロボアドバイザーは手数料の高さがネックになっていたので非常に嬉しい施策です。今回はTHEOの手数料値下げのニュースについてまとめたいと思います。

THEOが手数料を最大0.65%まで引き下げ

THEOが発表した新手数料体系「THEO Color Palette(テオ カラーパレット)」は、運用額、積立、出勤の実績などの利用状況に応じて、利用者が5種類のカラーに分別します。
5種類のカラーそれぞれに手数料が設定されていて、一番お得な「レッド」会員は最大0.65%まで手数料が引き下げられます。THEOの従来の手数料は1.0%でしたので、大きく引き下げられています。なお、3,000万円以上を預けている利用者これまで通り0.5%の手数料で利用できます。
カラー基準額は、運用開始から対象期間内の各月末までの入出金総額の平均から算出されます。
THEO Color Palette(テオ カラーパレット)のカラー判定基準が少し難しいので下記で詳しくご紹介します。

THEO Color Paletteのカラー適用条件は?

THEO Color Palette(テオ カラーパレット)のカラー適用条件は、「毎月積立をしている」ことと、対象期間中に「出金をしていない」ことが前提条件となります。
毎月積立をしていない場合や、出金をしている利用者は、「ホワイト」という手数料が従来通りの1%とカラーになります。
また、THEO Color Paletteの対象は「THEO」の利用者のみで、「THEO+[テオプラス]」の利用者は適用外となっています。

THEO Color Paletteのカラー判定期間

THEO Color Palette(テオ カラーパレット)は、1年を3ヶ月ずつのクオーターに分け、それぞれの対象期間内での利用状況を基に判定されます。決定したカラーは、翌月中旬にマイページから確認できます。
初回は、2019年の対象期間A(4月、5月、6月)の実績に応じて、2019年7月中旬にカラーが決定します。2019年8月分より、決定したカラーに応じた手数料体系が適用されます。
カラーはTHEOの利用状況を基に自動的に決定され、利用者からの能動的なエントリーは不要です。

対象期間A:4月、5月、6月
対象期間B:7月、8月、9月
対象期間C:10月、11月、12月
対象期間D:1月、2月、3月

手数料割引が適用される具体例

判定期間中に手数料割引が適用される例として、期間中に積立を続けていること、さらに出金をしていない場合に適用されます。

手数料割引が適用される例

4月、5月、6月と連続で積立を行い、出金をしていない場合は、カラー基準額に応じたカラーが適用される

逆に判定期間中に積立をしていなかったり、出金をした場合は手数料割引が適用されません。

手数料割引が適用されない例

4月に積立を行っていない場合、5月、6月と連続で積立を行っても割引が適用されない
4月、5月、6月と連続で積立を行っても、5月で出金をした場合は割引が適用されない

THEO Color Paletteのカラー基準額

THEO Color Palette(テオ カラーパレット)のカラー基準額 は、運用開始から対象期間内の各月末までの入出金総額の平均から決定されます。 対象期間中のキャンペーン適用額は入出金総額に含みません 

カラーとカラー基準額

・ブルー :1万円以上50万円未満
・グリーン:50万円以上100万円未満
・イエロー:100万円以上1,000万円未満
・レッド :1,000万円以上

THEO Color Paletteのカラーごとの手数料

THEO Color Palette(テオ カラーパレット)のカラー別手数料は下記の通りです。

カラー別の手数料

・ホワイト:1.00%
・ブルー :0.90%
・グリーン:0.80%
・イエロー:0.70%
・レッド :0.65%

やっと日本のロボアドバイザーの手数料が下がり始める

ロボアドバイザーの特徴として、プロのフィナンシャルサービスよりも本来手数料が安価でなければ魅力がありません。
アメリカではフィナンシャルサービスの手数料の相場1〜2%に対して、ロボアドバイザーは0.15〜0.5%と非常に低水準の手数料となっています。
しかし、日本のロボアドバイザーの従来の手数料はだいたい相場1%なので、それほど安いとは言えませんでした。
ちなみにアメリカ大手ロボアドバイザーサービスのWealthfrontの場合、お預け金10,000ドルまでは手数料無料、他の人を招待すると5,000ドルの手数料が無料となります。
同ロボアドバイザー大手Bettermentは、手数料は基本0.25%でこちらも嬉しい水準です。さらに追加の手数料を払うことでプロのアドバイザー(人間)を受けるオプションも用意されています。
アメリカのロボアドバイザーはターゲットにしている利用者が明確です。ロボアドバイザーはこれまでプロのフィナンシャルアドバイザーに相談ができなかった、少額の投資者や若者が中心となっています。

ロボアドバイザーのターゲット

・20〜40歳台の忙しい若者
・投資の初心者で投資先の選択や投資の手間を省きたい人
・少ない資金で運用を初めたい人

WealthFront-management Fee
WealthFront-management Fee

ウェルスフロントの手数料は0.25%

繰り返しになりますが、日本のロボアドバイザーの手数料の相場はこれまで1%でした。アメリカのロボアドバイザーの相場に対して手数料が高水準となっていたのです。私のウェルスナビでの投資額はコツコツ積み立てて50万円ほどになりましたが、毎月¥500以上が手数料で徴収されています。長期投資で考えると(ロボアドバイザーは長期投資向きです)、手数料1%という従来の金額は非常に高いものになっています。
THEO Color Palette(テオ カラーパレット)は、ロボアドバイザーの課題である手数料に一石を投ずるかたちとなりました。私はTHEOを利用していませんが、ウェルスナビなどの他のロボアドバイザーでも同じように手数料が下がることを期待しています。

ロボアドバイザーの手数料はもっと下がることを期待

THEO Color Palette(テオ カラーパレット)のようにロボアドバイザーの手数料が下がることは引き続き期待していますが、現状まだまだ少額投資であれば、NISAでインデックスファンドを買ったほうが費用対効果が高いと考えています。
↓↓こちらの考えについては下記の記事で詳しく書いているので合わせて参考にしてください↓↓

【運用実績全て公開】実際の投資実績で見るウェルスナビが微妙な理由

そもそもロボアドバイザーとは?

ロボアドバイザーはインターネット上で資産運用の助言、ポートフォリオの構築、実際の運用を自動的に行うサービスです。証券会社や投資顧問会社に所属しているプロが行う従来の「フィナンシャルアドバイザー」に対して、ロボットがアルゴリズムで自動的に行うので「ロボアドバイザー」という造語になっています。
ロボアドバイザーの特徴は別の記事でもまとめていますので合わせてご覧ください。

ロボアドバイザーは本当にオススメできるのか?


↓↓その他ロボアドバイザーの記事一覧はこちらからご覧ください↓↓


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