最近は「若者の自動車離れ」などと言われ、都会に住む若い世代が車を持たない決断をすることが増えています。
給料が上がらなかったり、支出(固定費)で家計が厳しいご家庭では「もう少し節約できることはないかな?」と考えている方も多いのではないでしょうか。
私は現在35歳(妻34歳)で、2歳児の子育てをしている共働き夫婦ですが、少しでも出費(固定費)を減らしたいと思い、車(エスティマ)を手放す選択をしました。
車を手放してから、名古屋、東京、福岡(現在)で生活してきましたが、公共交通機関が機能している都市圏であれば持たなくてもなんとかなるものです。
車を手放す選択をしたことに後悔はなく、固定費を下げられたことで家計が改善して精神的に楽になりました。
今回は、わが家が「車を持たない生活」をする上で工夫していることをご紹介したいと思います。
みなさんも、
- 車を持たないといくら節約になるか?
- 車がないとどのようなデメリットがあるか?
- そのデメリットは、別の手段で克服できないか?
といった視点で考えていただければと思います。
※注意①:家庭の事情により車を手放せないご家庭もあると思いますので、あくまで各家庭でご検討いただければと思います
※注意②:車が好きな人を否定するつもりも全くありません
車の維持費は高い…
まず車は購入費用はもちろんのこと、維持費も高いです。
家計改善には固定費の見直しが最重要課題です。まずは車の維持費が馬鹿にできないほど高いことを認識しなければなりません。
自動車にかかる維持費いろいろ【税金・保険・ガソリン代・駐車場・整備費など】
車の維持にかかるものの種類をみていきましょう。
維持費とひとことに言っても、税金、保険・金利、走るための費用、整備・消耗品費用といった種類があります。
<自動車の維持費>
自動車の維持費 | |
税金 | 自動車税・軽自動車税 |
重量税 | |
保険・金利 | 自賠責保険 |
任意保険 | |
ローン金利 | |
走るための費用 | 駐車場代 |
ガソリン代 | |
高速料金 | |
整備・消耗品費用 | 車検代 |
オイル・エレメント代 | |
タイヤ代 | |
修理代 |
自動車の維持費の合計(平均70万円〜110万円)
車の維持費は年間で平均すると、軽自動車で約70万円、ミニバンで約110万円にもなります。
もちろん、駐車場代・ローン金利・ガソリン代・走行距離に応じた保険代といったように、人によって大きく変動するものもあるので一概に言えません。
ただ、どの家庭でも自動車の維持費を改めて計算してみるとなかなかな金額になるのではないでしょうか。
私も20代の頃に燃費の悪いエスティマを所有していましたので、週末乗るだけにも関わらず高い維持費を払っていました。
是非、各家庭で算出してみましょう。
<年間にかかる維持費の平均>
軽自動車 | コンパクトカー(1.5L) | ミニバン(2.0L) | |
年間維持費 合計 | 690,010円 | 767.750円 | 1,102,300円 |
【参考】エネオスジェネレーション「車の維持費は年間いくらかかる?」(https://enelounge.eneos-generations.co.jp/541/)
車を手放すメリット・デメリット
自動車を手放すメリット・デメリットについてみていきましょう。
自動車を手放すメリット3選
まずは車を手放すことによるメリットですが、大きく3つのメリットが挙げられます。
税金や維持費が節約できる
さきほどまとめた通り、車の維持費は70万〜110万円くらいかかります。
手放すだけで支出(固定費)を大幅に削ることができるので、家計は楽になります。
事故を起こすリスクが減る
車を運転するにあたり、自分の力だけでは絶対に避けられないものが事故です。
巻き添えを食うこともありますし、歩行者や自転車との事故であれば、どれだけ相手の不注意があっても自動車側が不利になってしまいます。
最悪の場合は交通刑務所や多額の賠償責任を負う可能性もあります。
個人的にも自動車で1番大きいリスクは「お金」ではなく「事故」だと考えています。
運動量が増える
こちらは副次的なメリットとなりますが、車を手放したことで運動量が増えました。
免許を取った頃はどこに行くにも車で出かけていましたが、手放してからは公共交通機関や自転車での移動が中心になってます。
歩いたり自転車に乗ることで気分転換になる部分もありますので、その辺りを前向きに考えられる方は是非手放すことを検討してみてください。
自動車を手放すデメリット2選
車を手放すデメリットは、大きく以下の2つが挙げられます。
不便!
車を手放すと不便です!
特にこれまで乗っていた人が手放すと余計に不便に感じます。
車を手放せるかどうかは、車がないことによる「不便さ」を受け入れられるかどうかにかかっています。
緊急時の対応
お子様や高齢のご家族がいる人に不安なのが緊急時の対応です。
マイカーがあれば、救急車や救急タクシーよりも早く救急病院へ駆けつけることができます。
こればかりは全てに備えることは難しいのですが、救急専用に優先的にきてくれるタクシーが各地域にあるかもしれませんので、事前に調べておきましょう。
わが家では、妻が妊娠中に日本交通の陣痛タクシーに登録していました。
それ以外にもいくつか救急専用のタクシーサービスの電話番号をスマホに登録して備えています。
わが家が自動車を手放すためにしたこと
車を手放すと確実に車を持っていた頃より不便な生活になります。
その不便さを少しでも軽減できるように、工夫できる手段を検討しましょう。
実際に、わが家で自動車を手放すために工夫したこともご紹介します。
カーシェア・レンタカー【必要な時に・必要な時間だけ】
車が便利なことに変わりはありません。
必要な時に・必要な時間だけ借りる(レンタル) or 共有する(シェアする)という選択肢があります。
カーシェアはタイムズやオリックスなどが有名ですが、駐車場検索をして自宅から近いポイントで借りられるところを探してみましょう。
レンタカーも自宅近くで借りられるようであれば便利です。
レンタカーを利用することでベビーシートを買わずに済んだ
小さい子どもがいるとベビーシートやチャイルドシートが必須になりますので、わが家はオプションで借りられるレンタカーを積極的に利用していました。
車用のベビーシートやチャイルドシートは購入すると高いですが、レンタカーであれば1日500円のオプションで借りることができます。
使う期間が限られていますので、車と同じで所有しない選択肢もありだと思いました。
駅近くにある大手のレンタカーを利用していますが、汚れや使用感などで不潔と感じたことは一度もなかったです。
タクシー【配車アプリGOがおすすめ】
わが家では自転車では遠いけど、車なら遠くないというような場所に行く時は積極的にタクシーを利用しています。
タクシーのいいところは、その場で呼べて自分で運転しなくていいところです。
普段の移動の時、空港へ行く時、少し遠いところへ遊びに行く時、重いものを買い物するときに便利です。
タクシー配車アプリ「GO」をインストールしておけば、すぐに呼べて決済もアプリ内で勝手にしてくれるのでめちゃくちゃ楽です。
毎週タクシーに1万円を使っても年間に50万円です。
なんと、車の年間維持費よりも安いですね!わが家ではそのように割り切って使ってますよ。
買い物(重い荷物など)はネットショッピングを最大限活用
車がないと買い物に不便という声もよく聞きます。
実際わが家でも、車を手放した時の不便なことリストで最初に上がったのは買い物に関することでした。
そこでわが家は自動車を手放すためにネットスーパー、ミールキット 、Amazon定期オトク便といったネットショッピングを積極的に利用することで重い荷物の持ち運びを回避しています。
買い物の工夫
- 食事:①ネットスーパー、②ミールキット
- 日用品:①Amazon定期おトク便、②楽天、③ネットスーパーの日用品コーナー
便利なネットショッピングのご紹介
わが家では、ネットスーパー、ミールキット 、Amazon定期おトク便、楽天市場を最大限利用して、スーパーへの買い物へあまりいかなくていいように工夫しています。
新型コロナウイルスの流行もあり、さらにスーパーへの買い物は減り、今では月に3〜4回くらいまで減らせました。
実際に利用しているサービスをご紹介します。
- 日用品ならAmazon定期オトク便が1番おすすめです。おまとめ割を使えばほとんどのものが最安値で買えます。
>>>Amazon定期おトク便を徹底解説。まとめてお得な15%OFFを活用せよ
- 重い水やお米など、Amazon定期おトク便で、わが家で実際に購入しているものをご紹介しています。
>>>わが家がAmazon定期おトク便で実際に購入している商品のご紹介。(水・米・その他の日用品など)
- おむつやおしり拭きもAmazon定期オトク便&Amazonファミリーの組み合わせで最安値になります。
>>>Amazonファミリーとは?おむつやおしり拭きが最安値で買える。おむつ2000円OFFクーポンの使い方。
- ミールキットはオイシックスがオススメです。20分で栄養満点の本格的な夕食が作れます。
>>>オイシックス は共働き子育て家庭におすすめ!具体的なメリット5選。
まとめ
今回は車を手放すことによるメリットとデメリットをみてきました。
車のない不便さはありますが、それ以上にお金の面で楽になるのが大きなメリットです。
- 車は維持費(年間70万円〜110万円)がそのまま貯蓄に繋がる
- 固定費を削れば家計が超楽になる!!
- 車のない不便さを工夫して乗り越える
- レンタカーやシェアカーやタクシーを活用する
- ネットショッピングやミールキット を最大限活用する
- 陣痛タクシーや救急タクシーに登録して緊急時に備える
家計を圧迫する項目で特に注意すべきは住宅費と車関連費と言われています。
大きなお金のかかる項目だからこそ、工夫できれば大幅な家計改善に繋がりますね。
家計の貯蓄率を上げるには、固定費の削減が1番大きな効果を持ちます。
是非みなさまも各家庭で自動車の維持費を計算し、車をもたない選択ができるか検討してみてください。
最後に当ブログのおすすめ記事のご紹介をさせてください。
家計簿公開【目指せ貯蓄率50%】
わが家の貯蓄率や家計の収支を月次で公開しています。固定費削減のポイントなどをご紹介していますので、是非参考できる部分があれば取り入れてみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!!