ロボアドバイザーはTHEO(テオ)がおすすめ!

1万円からスマホで始められる人気ロボアドバイザーサービス THEOは、2019年4月から新手数料体系「THEO Color Palette(テオ カラーパレット)」で手数料値下げを発表しました。これまでロボアドバイザーは手数料の高さがネックになっていたので非常に嬉しい施策です。
今回は、今注目の人気ロボアドバイザーサービス「THEO(テオ)」について徹底的に解説していきます。
 

そもそもロボアドバイザーとは

ロボアドバイザーはインターネット上で資産運用の助言と実際の運用を自動的に行うサービスです。
証券会社や投資顧問会社に所属しているプロが行う従来の「フィナンシャルアドバイザー」に対して、ロボットがアルゴリズムで自動的に行うので「ロボアドバイザー」という造語になっています。
人間が行う従来の方式がフィナンシャルアドバイザーで、だいたい預かり資金の1〜2%を報酬として受け取るのが相場です。
ロボアドバイザーでは、これらをロボットが行うので、利用者は従来よりも低い手数料で利用でき、利用者の窓口も広くなるので、保有資産が少なくても気軽にサービスを受けられます。
ロボアドバイザーの種類は、各投資家に最適な資産配分や投資対象のアドバイスを行う「助言タイプ」と、アドバイスと運用を合わせて行う「投資一任タイプ」の2つに分かれます。
THEOは資産運用の助言から実際の運用まで実施する「投資一任タイプ」のロボアドバイザーサービスです。
ちなみに日本の「投資一任タイプ型」のロボアドバイザーで人気なのは、ウェルスナビとTHEO(テオ)です。
それぞれのサービスの中身を見ると違いがいろいろとありますが、今回は私が特におすすめするTHEO(テオ)について徹底的に解説していきます。
 

THEO(テオ)とは

THEOは、2016年に株式会社お金のデザインがサービス開始した日本初のロボアドバイザーサービスです。
多くのロボアドバイザーが最低預かり資金が10万円からなのに対し、テオは1万円から始められる点が一番の特徴です。
【THEOの概要】
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テオをおすすめできる人、できない人

THEOは、「少額から少しづつ始めたいけど、株やFXほどリスクは取りたくない。」という投資未経験者におすすめです。
もちろん元金保証がないのでマイナスになるリスクがありますが、国際分散投資のポートフォリオが形成されるため、個別株を買うよりもボラティリティ(価格変動幅)が低く大きなマイナスになりにくい傾向にあります。
ボラティリティが低いということは、反対に株やFXで成功している人や短期でお金を増やしたいと思っている人には向いていません。
ロボアドバイザーの利用者は若者が多いことが特徴です。米国では30代のミレニアル世代を中心にロボアドバイザーの利用が進み、2015年時点でロボアドバイザーの顧客の9割以上が50歳以下となっています。
リーマンショックや金融危機で財産を失った親、大手金融機関のリテール営業が行うコミッション型モデルの高額手数料、日本特有の投資に対するネガティブな印象などが相まって、若い世代は既存金融機関を嫌う人が多いです。
よくある従来のフィナンシャルアドバイザーを問答無用に「利用したくない!!」といった意見です。
当然、プロのフィナンシャルアドバイザー側からしても、金融資産の少ない若者を相手にするメリットは少ないです。
若い世代はフィナンシャルアドバイザーによる対面式の資産運用アドバイスを受けるよりも、スマートフォンやPCでわかりやすいユーザインターフェースをポチポチして、簡単に口座開設でき、手数料の安価なロボアドバイザーが向いているのです。
 

THEO(テオ)を利用するメリット

私がTHEOをおすすめする理由は以下の5つです

THEOのメリット

・THEOが手数料を値下げした!!
・THEOはAIが投資サポートをしてくれる
・1万円と少額から始められる
・月一回自動でリバランスをしてくれる
・確定申告を不要にできる

それぞれ順番にみていきましょう。
 

THEOが手数料を値下げした!!【2019年4月開始】

THEO(テオ)を運営する「お金のデザイン」が、2019年にTHEO3周年を記念し手数料の値下げを発表しました。
これまでロボアドバイザーは手数料の高さがネックになっていたので非常に嬉しい施策です。
THEOが発表した新手数料体系「THEO Color Palette(テオ カラーパレット)」は、運用額、積立、出勤の実績などの利用状況に応じて、利用者が5種類のカラーに分別します。
5種類のカラーそれぞれに手数料が設定されていて、一番お得な「レッド」会員は最大0.65%まで手数料が引き下げられます。THEOの従来の手数料は1.0%でしたので、大きく引き下げられています。なお、3,000万円以上を預けている利用者これまで通り0.5%の手数料で利用できます。
THEO Color Palette(テオ カラーパレット)のカラー適用条件は、「毎月積立をしている」ことと、対象期間中に「出金をしていない」ことが前提条件となります。
THEO Color Palette(テオ カラーパレット)については別の記事で詳しくまとめていますので合わせてご参考にしてください。
 

 

THEOはAIが投資のサポートをしてくれる

2018年5月にTHEOは「THEO AIアシスト」というAI機能を導入しました。THEOは、AI(機械学習)が資産の下落を抑制できる数少ないロボアドバイザーです。
よく「ロボアドバイザー=AI投資」という間違いをしている人が多いですが、THEO以外のロボアドバイザーは各社の独自アルゴリズムによってポートフォリオを自動生成・構築するだけのサービスなので、AIという定義には当てはまりません。
現に大手ロボアドバイザーのウェルスナビはまだAIを導入していませんので、THEOの方がAIという先端技術を駆使した機能を持っていると言えます。
THEO AIアシストは、投資対象の各銘柄もしくは資産クラスが、一定期間後に閾値を超えて下落するかどうかを判断する機能です。
THEO AIアシストは、ロイターが提供するTRMI(Thomson Reuters MarketPsych Indices)という市場心理指数のデータと、市場データの情報を元にAI(機械学習)が価格変動を判断します。下落すると判断した場合、ポートフォリオの最適化条件をより保守的にすることで、ポートフォリオの下方リスクの抑制を図ります。
THEOは、定量的な分析に立脚して構築されたモデルによって運用されるクオンツ運用という手法で運用されていますが、これまでは市場心理をモデルのインプットに採用していませんでした。
なぜなら、市場心理の推測とファンドマネージャーは依存関係にあり、ファンドマネージャーが処理できる情報の限界がある以上クオンツ運用にそぐわなかったからです。
THEOでは、ファンドマネジャーに依存せず、クオンツ運用として市場心理をモデルのインプットとして採用する方法として、TRMIを活用することとしました。
THEO AIアシストが資産全体の下落リスクの抑制を図ってくれるため、私たちは安心してTHEOを利用することができます。
 

1万円と少額から資産運用を始められる

THEOは、最低1万円から資産運用を始めることができます。
本来、資産運用は元金が多ければ多いほど、いろんな銘柄をバランスよく持つことができるため有利だと言われています。そのため、本格的な運用をするときは10万円以上を運用することをおすすめいたします。
しかし、始めて投資する人だと「そんなに投資して大丈夫かな」と不安になったり、20~30代の若い人だと、それほど資金に余裕がないことがあると思います。
そのような場合でもTHEOなら1万円で始められるので気軽に資産運用を経験することができます。
ロボアドバイザーの特徴は、株や投資信託を購入するよりも簡単に投資を開始することができる点です。
銀行に貯金をしていて投資に興味を持っている方は、まず最初にTHEOで少額投資から初めて見ることをおすすめいたします。
 

THEOは月一回自動でリバランスをしてくれる

THEOはリバランス(ポートフォリオの組み換え)を、月に1回自動で行ってくれます。リバランスはTHEOをはじめとしたロボアドバイザーの大きなメリットのひとつです。
損失を出さないためには、定期的に資産状況を見直し、資産配分を元の状態に戻すことが重要なのですが、自分でこれをやろうとすると、かなりの知識と労力が必要になります。
長期運用をする際についつい資産が塩漬けになりポートフォリオを再検討する機会が少なくなっていくのです。
時代に合わせて投資資産の見直しを本来しないといけないのですが、THEOならこのリバランスを毎月自動でメンテナンスをしてくれます。(ウェルスナビはのリバランスは通常6ヶ月)
投資する私たちとしては、THEOにお金を預けておけばあとはほったらかしでOKです。ロボアドバイザーが楽と言われる訳ですね。
THEOの自動リバランスにより、手間も時間もかからず、理想的な資産バランスを維持し、利益をあげやすい状態にキープすることができます。
ロボアドバイザーは20種類以上ありますが、放ったらかしで長期・積立・国際分散投資ができて、1万円から始められるロボアドバイザーは、現状THEOしかありません。
 

THEOは確定申告を不要にできる

本来、投資等の副業収入がある人は確定申告をしなければなりませんが、TEHOは確定申告をしなくても大丈夫なように設定することができます。
THEO「特定口座(源泉徴収あり)」で資産運用すると、THEOがあなたの代わりに税金の計算や納付を行なってくれます。
特定口座(源泉徴収あり)は、THEOの専用口座でTHEO登録時に無料で開設できますので、申し込み時に確認してください。
 

THEOのデメリット

出金可能額に制限がある

テオは最低投資額が1万円から始められますが、口座残高に10万円残る範囲でしか出金できません。
余剰資金で資産運用をしていてすぐに出金予定が無いなら問題ありませんが、いざという時に全てのお金を引き出せないので注意が必要です。
つまりTHEOで50万円を運用していた場合、出金できるのは40万円までとなります。それ以上引き出そうとすると、口座を解約する必要があります。
これは、運用資金が少なすぎると効果的な分散投資ができないためとされています。もし、どうしてもお金が必要になったときは、解約すると7営業日前後で残っているお金が全て返金されます。
全額を引き出したい時はTHEOの口座解約をすればOKということを覚えておきましょう。
 

元本割れのリスクがある

THEOは、1万円から始められる投資初心者に優しいロボアドバイザーですが、『元本保証』の投資商品ではありません。
先にも述べた通りボラティリティが低いので個別株やFXに比べ資産が大きく減ることは少ない傾向にありますが、経済の状況により資産がマイナスになる可能性があります。
ポートフォリオの分散投資や、月1のリバランスなどでリスク回避を行っておりますが、マイナスになる可能性も頭に入れておきましょう。
THEOをこれから始める投資初心者の方にアドバイスとして言えることは、短期的な資産の変動を気にしないことです。THEOに限らず、ロボアドバイザーは長期資産運用を考えている方におすすめをしています。
1万円でもいいので、毎月積立投資をするドルコスト平均法で長期運用をすればトータルでプラスになる可能性が高いです。
アメリカと中国の関係性などに引っ張られて一時的に資産がマイナスになったからといって、慌てて積立投資を辞めてしまわないようにしましょう。
 

NISAが利用できない

THEO(テオ)は、NISA(少額投資非課税)非対応です。
NISA(少額投資非課税制度)とは、NISA口座で投資した商品で利益が出ても税金を徴収されないという制度です。
これはTHEOに限らず、投資一任型ロボアドバイザー共通のデメリットですね。他のロボアドバイザーも同じようにNISA非対応です。
 

THEO+などどれを利用すればいいかわかりにくい

THEOには、THEO+ docomoやTHEO+SBIといったサービスもあるため、どれを使えばいいのか大変わかりにくいです。
THEO+は、THEOを運営するお金のデザイン株式会社と他社がコラボしたサービス。コラボ先の口座を持っている人であれば、口座開設をスピーディにできますが、サービス内容はTHEOとまったく同じで、違うのは特典だけです。
例えば、THEO+JALやTHEO+ docomoを使えばポイントが貯まるメリットがあります。そのため、JALやdocomoなどを今後も使い続ける予定がある人は、 THEO+を使うと良いでしょう。
一方、JALやdocomoを今後使わないかもしれないと、少しでも思う人は、通常のTHEOにすることをおすすめいたします。
 

THEOまとめ

私がTHEOに興味を持ったきっかけは、THEOが発表した新手数料体系「THEO Color Palette(テオ カラーパレット)」のプレスリリース記事です。
ロボアドバイザーは非常にいいサービスですが、アメリカのロボアドバイザーに比べ日本はまだ手数料が高いことが個人的に残念な部分でした。
そんな中で登場した「THEO Color Palette(テオカラーパレット)の新手数料体系では最大0.65%まで手数料の割引が可能となりました。
手数料のことをきっかけにTHEOのことを調べると、AIアシストによる資産下落の防止機能や、バランスのいい国際分散ポートフォリオを構築できること、毎月リバランスが実施されることなど、他のロボアドバイザーに勝っている面がたくさんあることを知りました。
投資を始める最初の一歩は非常に勇気がいる行動ですが、THEOは投資未経験の人にも全てお任せで簡単に始められるすばらしいサービスです。
まだ銀行に貯金を溜め込んでいる方は、ロボアドバイザーを足がかりに投資の経験を積んで、資産運用の世界に慣れていくことをおすすめします。
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