今月のサマリー
- 目標:55歳までに1億円を貯めてFIREする(現在30代半ば)
- 今月の新規買付:23万7,750円
- 金融資産の総額:約2650万円 ←4分の1達成!!
- 目標まで残り:約7350万円
- 目標達成まで(見込み):18年
こんにちは、モリタです。
先月からわが家の家計簿と投資実績を月次で公開しています。
本記事は2020年8月分の投資実績についてまとめたものです。
私は30歳を手前にした頃、貯金の残高が尽きかけ(ほぼ0円)、衣・食・住の危機を本気で感じて貯金を決意しました。
その後、仕事と節約を頑張ることで1年分の生活防衛資金が確保できたので、さらなる資産拡大を目指して5年前に米国株インデックスファンドを中心とした投資に初めて挑戦しました。
投資を始めた頃に結婚をしましたが、今ではその妻と協力して家計の見直しや資産運用に取り組み、約5年間で1,500万円の金融資産を作ることができました。
家計の見直しについては、こちらも月次で公開している家計簿の記事で詳しく解説していますので合わせて参考にしていただけると嬉しいです。(ちなみに家計簿の記事は妻が更新してくれます)
>>>関連記事:【共働き3人家族の家計大公開!】2020年8月モリタ家の家計簿
資産形成には「収入」と「支出」両方の改善が必須になりますので、お金についてわが家で工夫しているポイントが少しでも参考になれば幸いです。
それでは、よろしくお願いします。
最初に、わが家の投資目標は1億円
投資の目標は純金融資産「1億円」を貯めて早期FIRE!!
まず前提ですが、わが家の投資の目標は、「55歳までに1億円の金融資産を形成してFIRE」することです。
30歳から投資を始めたので、55歳までの25年で1億円を貯める必要があります。
ちなみに25年間で1億円の資産を形成するために、わが家では「25年間コツコツと・毎月23万円弱の積立を・複利3%で運用」という目標で資産運用をしています。
わが家の1億円までの投資プラン
- 25年間コツコツと
- 毎月23万円を積立
- リターン3%で再投資
FIRE後は毎年4%ずつ資産から生活費に当て(4%の法則)、生活では収入を気にせず好きな仕事に挑戦したり、趣味を楽しむ予定です。
目標を書くと「インフレリスクは?」、「税金は?」、「医療の発展による長生きリスクは?」などいろいろ聞こえてきそうですが、細かいことはあまり気にせずとりあえず切りのいい1億円を目標にしています。
25年もあれば自分を取り巻く世界の状況はすっかり変わっているかもしれませんが、その時はそのときで考えて行動していけばいいのです。人間は変化に適応する生き物です。
もちろん目標は1日も早く達成したいと思っていますので、この基本戦略とは別に「前倒しするための3本の矢」も放っています。
そちらはこの記事の後半でご紹介します。
1億円までの投資シュミレーション
ポートフォリオは米国や先進国株式に連動したインデックスファンドがメインとなっており、、積立期間中の平均リターンは「3%」で計算しています。
S&P500の過去20年のリターン実績は年利8%なので、コツコツ継続することにより確実に目標を達成できる現実的なラインで設定しています。
投資金額シュミレーション
2020年8月のマーケットニュースと投資実績
2020年8月のマーケット情報〜安倍首相の電撃辞任〜
今月最大のニュースは、8月28日に安倍首相が総理大臣の職務を辞任することを電撃発表したことです。
安倍総理は7年8ヶ月という日本の憲政史上最長期間に渡って政権を務めてきましたが、持病の悪化を理由に来年9月の任期満了を待たずして辞任という形になりました。
安倍総理が辞意を発表したあと、日経平均は6%以上の暴落がおきましたが、こちらは一時的な反応に止まり、再び2万3,000円台の高水準まで回復しています。
今の日本株はアベノミクスと黒田バズーカによる異次元金融緩和によって下支えされていますので、次期首相の政策や来年の自民党総裁選の動向に注目が集まっています。
9月4日時点で、菅官房長官、岸田政調会長、石破元幹事長が立候補を表明していますが、両院議員総会で選出することが決まったことから菅官房長官が下馬表では一歩リードと伝えられています。
さて、どうなることでしょうか。早ければ9月17日にも次期首相が決まる見込みです。
米国市場は新型コロナウイルスによる株価ショック前の水準を超え、ダウ平均は市場最高値を更新しています。
アメリカの強気相場はどこまで続くのでしょうか。
11月に迫った2020年アメリカ合衆国大統領選挙にも引き続き注目です。
マーケット情報(2020年8月31日時点)
種類 | 指数 | 月間 | 年初来 |
日経225 | 23,139 | +6.6% | -0.3% |
TOPIX | 1,618 | +8.2% | -4.7% |
S&P500 | 3,500 | +7.0% | +7.4% |
FTSE100 | 5,963 | +1.1% | -21.6% |
USD/JPY | 105.89 | 0% | -2.6% |
EUR/JPY | 126.39 | +1.4% | +3.7% |
ビットコイン | 1,238,000 | +3.0% | +58.6% |
金(1トロイオンス) | 1,978 | -0.4 % | +30.1% |
今月の新規買付:23万7,750円
今月の新規買付対象
- 投資信託(インデックスファンド):定期買付
- ストックオプション:定期買付
- 確定拠出年金:定期買付
今月は「投資信託」と「ストックオプション(自社株)」と「確定拠出年金」に合計23万7,750円の投資をしています。
この3つについては全て定期自動買付の積立設定をしていますので、何もせずに勝手に買ってくれています。
これに加えてアメリカ企業の個別株を買うこともありますが、今月は市場が過熱気味ということもあり様子見としています。
NISAは年間120万円(夫婦で合わせて240万円)の枠がありますので、毎月10万円ずつ(夫婦で合わせて20万円)を投資信託(インデックスファンド)に積立投資しています。
インデックスファンドは何種類かに分けて投資していますが、比率が高いのは「S&P500連動インデックスファンド」と、「全世界株式連動インデックスファンド」です。
インデックスファンドの積立も夫婦で合わせると毎月20万円していることになりますので、結構積極的に投資しているほうだと思います。
インデックスファンドへの投資を基本軸としながらも、ストックオプションやアメリカの個別株といったリスクの高い商品にも積極的にチャレンジしています。
リスクの高い投資を行う理由は、「1億円貯めてFIREする!」の目標を1日でも早く前倒しして達成するためです。
買付スタイル:基本は米国インデックスファンドの定期積立
わが家の「投資」節約ポイント
- NISAを満額利用(年間120万円)
- 楽天銀行と楽天証券の紐付け(マネーブリッジ)
- インデックスファンドの定期買付分はクレジットカード購入(ポイント付与)
- 確定拠出年金を利用(節税)
- ストックオプション(会社からの購入補助金あり)
証券口座は楽天証券をメインで利用しています。
楽天証券にNISAを紐づけて、毎月インデックスファンドを20万円ぶん自動購入する設定をしています。(ドルコスト平均法)
また、楽天証券は楽天銀行と紐づけることにより(楽天マネーブリッジ)、銀行の金利が0.1%(既存メガバンクの100倍)になりますのでおすすめです。
楽天証券は毎月5万円まで楽天クレジットカードで購入することができますので、こちらも設定しておきたいサービスです。
5万円使うと500円分の楽天ポイントが付与されて、それをさらに投資に回すことができます。
たかが500円ですが、30年間、複利3%で再投資すると約30万円になります。
30万円あれば1ヶ月早くFIREできますので、やらない理由はありませんね。塵も積もれば山となる。
利用している証券口座
株や投資信託の購入は手数料の安いネット証券を利用しています。
米国株やETF、インデックスファンドを購入する場合は、「楽天証券」、「SBI証券」、「マネックス証券」のいずれかがおすすめです。
私は3つとも開設していますが、メインは楽天証券を利用しています。
管理画面は使いやすく、楽天銀行との連携で0.1%の優遇金利が受けられることも楽天証券を気に入っている理由のひとつです。
米国株を取引できる証券口座の比較
(2020年8月時点) | 証券会社 | 楽天証券 | SBI証券 | マネックス証券 |
取引銘柄数 | 普通株・ADR・ETF | 3,400以上 | 3,600以上 | 3,600以上 |
手数料 | 約定代金の0.45%、最低5米ドル-最大20米ドル | |||
注文方法 | 注文方法 | 指値、成行 | 指値、成行、逆指値 | 指値、成行、逆指値 |
取引単位 | 1株(1口) | 1株(1口) | 1株(1口) | |
決済通貨 | 日本円、米ドル | 日本円、米ドル | 米ドルのみ | |
取引口座 | 一般口座 | ○ | ○ | ○ |
特定口座 | ○ | ○ | ○ | |
NISA口座 | ○ | ○ | ○ | |
取引時間 | 【通常】23:00 – 06:00 【サマータイム】22:30 – 05:00 |
資産運用の実績
金融資産:約2,600万円(目標の4分の1達成!!)
2020年8月末の集計時点で、わが家の総資産は26,412,241円になりました。
賃貸物件に住んでおり、車も所有していませんので長期負債(住宅ローン・カーローン)はありません。
わが家の総資産(2020年8月時点)
資産分類 | 資産価値(円換算) |
日本円貯金 | 15,657,833円 |
投資信託 | 7,707,510円 |
個別株 | 1,913,968円 |
確定拠出年金 | 1,313,222円 |
その他資産 | 63,307円 |
長期負債(住宅・カーローン) | 0円 |
短期負債(クレジットカード) | -243,599 |
資産合計 | 26,412,241円 |
資産と負債のグラフ(2020年8月時点)
資産ポートフォリオ
ポートフォリオは日本円貯金が約60%を占めておりキャッシュポジションが多めになっています。
1,500万円以上が貯金できており約5年の生活防衛資金は確保できているので、今後はキャッシュポジションを少しずつ減らしながら投資金額を増やしていく予定です。
わが家の資産ポートフォリオ(2020年8月時点)
目標「金融資産1億円」までの道のり
1億円の目標までの残り金額:7,400万円
ということで、目標の1億円まで残り約7,400万円となりました。
資産運用歴5年目を迎え、今月で目標の4分の1を達成しました!
銀行貯金以外のリスク金融資産が1000万円を超えて、徐々に複利の効果を実感できるレベルになっています。
相場全体に資産バブルを彷彿とさせるほど株高になっていることで背中を押されて資産が増えているかたちになっています。
必要以上に高揚せず引き続き淡々と資産を積み立てていきます。
「1億円」達成までの期間〜残り18年〜
毎月23万円の積立をしていますので、このペースでいけば残り18年で目標の1億円を達成できる見込みです。
運用利回り3%で計算していますが、過度な期待はせずコツコツやっていくのみです。
「1億円」達成までの残り期間
備考:計算に使用している数字
- 初期投資額 = 現時点でのリスク金融資産の合計(投資信託・個別株など)
- 目標の資産額 = 1億円から現時点での日本円貯金を引いた金額
- 毎月の積立金 = 毎月定期購入しているリスク資産の合計
投資金(種銭)を確保する方法
投資にまわすお金(種銭)をなかなか確保できないご家庭も多いと思いますが、わが家では徹底した固定費のカットにより家計を抑える努力をしています。
家賃の見直し、格安SIM、電力自由化、不要な保険の解約、車の売却など、不要なコストは徹底的に見直しています。
わが家のリアルな家計簿と固定費カットのために行ったことを隠すことなく全て公開していますので、合わせて参考にしていただけると嬉しいです!
>>>関連記事:【共働き3人家族の家計大公開!】2020年8月モリタ家の家計簿
目標「1億円」達成を前倒しする戦略:3本の矢
このまま投資を続けていくことにより、あと18年で目標の1億円が達成できることがわかりましたが、正直まだかなり長い道のりに感じます。
できれば1日でも早く前倒しで達成したいと考えています。
そのために積立投資の他にも次の3つに取り組むことにしています。
目標を前倒し達成するための3本の矢
- 米国株グロース株投資
- 転職や独立による収入アップ
- 副業
①米国株グロース株投資
グロース株は、米国のハイテク(IT)セクションで成長を期待できる企業の株を購入しています。
主な銘柄選定の基準として、「今後成長が期待できるテクノロジーか?」、「実際に自分が使ってみてイケている製品/サービスと思えるか?」、「サブスクリプションモデルが確率しているか?」、「クラウドに対応できているか?」、「GAFAMに淘汰されにくいビジネスモデルか?」といったものを採用しています。
自分がIT分野で欧米の製品&サービスを取り扱っているからこそわかる情報を駆使して投資しています。
こちらの投資はハイリスクハイリターンを前提に挑戦しています。
>>>関連カテゴリー:成長が期待できる米国グロース株の分析
②転職や独立による収入アップ
私は27歳の時に作業療法士という病院でリハビリテーションをする専門職からIT業界へキャリアチェンジしました。
IT業界に入ってからは4年で2回転職カードを使い、400万円の年収アップに成功しています。
今後もエンジニアとして市場価値を上げて年収アップをできるようにスキルアップをしていきます。
場合によっては、外資系企業への転職に加えフリーランスや独立を検討しています。
収入アップができればそのぶん投資へお金を回せるようになり、目標達成を早めることが期待できますからね。
ITエンジニアの方で年収アップに興味のある方は、私が別で運営している「インフラエンジニアなう」も合わせてみていただけると嬉しいです。
>>>エンジニアのキャリアアップなら:インフラエンジニアなう
③副業
2020年の4月からITエンジニアの本業だけでなく、副業も本格的にはじめました。
副業は何をするかいろいろ考えましたが、まずはブログ(このページです!)からやってみることにしました。
まだ結果は全然出ていませんが、収入の柱をサラリーマンとしての1本だけでなく、副業からの事業収入も得られるように頑張っていきます。
ちなみにブログは妻も一緒に更新してくれています。資産運用も副業も夫婦で力を合わせて1日も早く目標を達成したいです。
2020年8月の投資実績を振り返って
7月に続き株式市場は上げ相場が続き、米国市場ではついにコロナショック前を上回る水準まで回復しました。
日本株も順調に上げていますが、世界的にみれば日本の首相交代やアメリカ大統領選を控えて短期局面では不透明感も漂ってきています。
ただ、私たちは長期積立投資を基本とした戦略で戦っていますので、引き続きコツコツと資産運用を続けていくまでです。
そして、今月はなんと言ってもわが家の金融資産が、目標の4分の1である2,500万円をついに突破しました!
資産運用歴5年目で2,500万円を突破したので、なかなか順調なペースです。
まだまだ目標の4分の1ですが、徐々に複利の効果も体感できるようになってきましたので引き続き慢心せずに頑張っていきたいと思います。
しかし、1億円までまだ18年もかかると思うと先が長いですね。
焦らずにコツコツ続けるのみです。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!