【2022年版】投資・お金の初心者におすすめの本 27選

  • 投資初心者向けの本を読みたいけどどの本を読めばいいかわからない。
  • 実際に行動(投資)を始めたいと思っているけど、何からしたらいいかわからない
  • そもそもなぜ投資が必要か?人生における投資の重要性を知りたい。
  • 経済的自立をして自由な人生を歩みたい。

お金や投資のことを本で勉強したいけど、たくさんあり過ぎて実際にどの本を読めばいいかわからない方も多いと思います。

実際に行動することが大事と言われても、具体的に何からしていいかちんぷんかんですし、そもそも情報が多過ぎて取捨選択をすることが困難です。

みすず
わたしたちも最初はそうでした。

今日の記事では、最初の一歩目を踏み出すために最適の本、投資家マインドを身につけられる本、経済的自立の素晴らしさを知るための本など、各分野にごとに分けて紹介していきます。

もし「投資=危険」といった先入観があれば、これらの本を読むことでお金に対する考えかたがきっと変わります。1日も早く初心者から抜け出して、一緒に投資の恩恵を受けられるようになりましょう。

紹介する本はどれも投資やお金の分野で自信をもっておすすめできるものばかりです。新しい良書がでれば、この記事も適宜アップデートして対応してくつもりです。

それでは一緒にみていきましょう。

【お金のことを本で学ぶ理由】投資が経済的自立への近道

近年空前の投資ブームが訪れ、若者の間でも積極的な投資でFIRE(financial independence retire early)を目指す人が増えています。

わが家もFIREを目指していますが、あくまで経済的自立が素晴らしいのであり、労働を否定しているわけではありません。FIREの前半FI(経済的自立を目指しています。

たった一度の人生なので、お金のための労働ではなく、自分のやりがいや好奇心を追求した仕事をしたいなと考えています。そのためにもまずは経済的自立をすることが重要です。

人生100年時代において、お金をないがしろにすることは悪手でほかなりません。お金の不安がなくなるだけでも、人生結構楽になります。みんなで頑張って経済的自立を目指していきましょう。

投資手法はたくさんある。まずは公平に知ってみる。

投資の手法はたくさんあります。まずはどのような種類があって、何が自分に合っていそうか公平に知ってみるのがよいでしょう。

今はハイテクグロース株や仮想通貨への投資が注目を集めていますが、どのような投資が人気になるかは時代によって変遷します。

移り変わるトレンドに振り回されず、公平に学んで自分の意見を持つことが大事です。

わが家はインデックスファンドへの長期投資を実践していますが、ここではアクティブファンドのファンドマネージャーが執筆した本も紹介しています。

いろいろな本を紹介する理由は、特定の考え方を盲信するのではなく、自分なりのお金の哲学を築き上げるためにまずは広く知ってみることが必要だからです。

いろいろな投資の手法

  • 個別株・投資信託・ETF
  • バリュー株・グロース株
  • インデックス・アクティブ・高配当株投資
  • 日本株・米国株・全世界株・新興国株
  • 国内外債券・コモディティ(金・原油・ビットコイン等)
  • 積立投資、一括投資
  • 短期・中期・長期投資
  • 現物・レバレッジ
  • ブル・ベア
  • などなど・・・

投資初心者におすすめの王道「長期積立分散投資」

いろいろな投資スタイルがありますが、やっぱり初心者の方に1番おすすめできる王道の投資は、低コストのインデックスファンドで長期積立分散投資をすることです。

時間をかけて投資を続けることにより、複利の力を最大限享受することができます。

みすず
初心者の方には、まずは王道の投資がおすすめです。

初心者はよく投資にリターンを求めてしまう傾向にありますが、何より大切なことは平均的なリターンでいいので「長く続けること」です。

ちなみに「投資の神様ウォーレンバフェット」の資産の90%以上は60代半ば以降になってからできたものです。しばしばバフェットの投資リターン(年利20%前後)が注目されますが、何より大きな功績は10歳から投資をはじめ、90歳を過ぎたいまもずっと継続していることにあります。

まさに長期投資こそが王道であり、その王道ともっとも相性がいいのが、低コストのインデックスファンドを積立投資ですることです。

初心者におすすめの投資法

  • 米国や全世界で分散された低コストインデックスファンドへの投資
  • 定額積立投資(ドルコスト平均法)
  • NISA・つみたてNISA・iDecoといった税制優遇制度を活用
  • 長期投資で複利の力を最大限生かす
  • FIREやリタイアするまでは1円も売らない(バイ&ホールド)

初心者でも行動すれば結果が出るのが投資の世界

投資において1番重要なことは、正しい情報を学んで一刻も早く行動することです。

正しい情報といってもとっておきの秘密情報というものは一切なく、ここの本で紹介されている王道の情報です。

投資の世界は、プロの投資家やお金持ちのためだけにあるものではありません。私たち一般人にも広く公開されている公平な市場です。

そこではアセットアロケーションによって結果(リターン)が決まりますので、素人でもプロと同じような結果を得ることができます。

それどころか、初心者がプロ以上に結果を出してしまうのが投資の世界です。

モリタ
初心者でもプロに勝てるのが投資の世界。興味深い。

実はプロのヘッジファンドが運用するアクティブファンドの80%以上は、インデックスファンドに勝つことができません。

私たち普通の人が低コストのインデックスファンドを積立投資しているだけで、時間をかければプロ以上の結果を得ることができるのが投資の世界です。

最初の一歩さえ踏み出すことができれば、あとは放置するだけでも十分です。これは大げさな話ではなくて、下手に知識を齧るよりも、むしろ放置した方が結果がでるくらいです。

紹介するの本はどれも1冊1,000〜2,000円くらいのものです。

本に書いてあることを実践すれば「初心者でも時間をかければ億万長者になれる」。ここまで費用対効果が期待できるものは「投資×本」以外に私は知りません。

【YouTube】お金の本 要約チャンネル – タザキの経済教室

お金や投資の勉強はYouTubeでもできます。お金に関する本を要約してくれているチャンネルでは、タザキの経済教室がおすすめです。

落ち着いたトーンでわかりやすく解説してくれるとともに、タザキ的視点で補足情報を添えて視聴者の理解度を深めてくれます。

読む本を選ぶときに、タザキさんの要約を聞いてから買うのもいいですね。そのほかにもお金の勉強におすすめのYouTubeチャンネルは下記の記事でご紹介しています。

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たくさん読むならAmazonギフト券

本をたくさん買う場合はAmazonギフト券を利用したお得な買い方がおすすめです。

ギフト券といっても自分のアカウントに直接入金する「チャージタイプ」にすれば「物理カード不要」ですぐに使うことができます。

コンビニ・ネットバンキング・ATMからチャージするタイプでは最大2.5%(プライム会員)、クレジットカード購入では0.5%のポイントが還元されます。

  1. コンビニ・ネットバンキング・ATM振込:0.5〜最大2.5%還元
  2. クレジットカードチャージ:0.5%還元+クレカポイント
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ネット通販でお買い物をする時代が当たり前となり、世界最大の総合通販サイトである「Amazon」を日常的に利用する方もたくさんいらっしゃると思います。 実はAmazonにはお得に買い物をできる技がたくさんあり、その中でも1番簡単で確実な[…]

投資・お金の初心者におすすめの本 27選

本をピックアップしていたらかなり長くなりましたので、はじめに結論ということでおすすめの本をいっきにご紹介します。

見出しをクリックするとジャンプします!!
  1. 【王道】投資初心者が最初に手に取りたい”特に”おすすめの本 2選
  2. 投資・金融系インフルエンサーのおすすめ本 5選
  3. 有名ファンドマネージャーのおすすめ本 2選
  4. FIRE&経済的自立を目指す人へおすすめの本 3選
  5. お金持ちの考え方とメンタルを学ぶための本 3選
  6. 【後悔のない人生を送るために】お金の使い方を考え直すことができる本 2選
  7. 【全員必修】税金の基本を学べる本 2選
  8. 【生涯投資家として】投資家脳を鍛える本 2選
  9. 【脱初心者】読んだら自慢できる、伝説の投資本 4選
  10. まだまだあるお金・投資のおすすめ本たち

【王道】投資初心者が最初に手に取りたいおすすめ本 2選

まず最初に、投資初心者の方の最初の1冊目に読んでいただきたい本を2つご紹介します。

この2冊は投資初心者の方に最初の一歩を踏み出させてくれる本です。私も最初にこの本たちを読んで一歩踏み出すことができました。

どちらの本もNISAやiDeco枠を利用した低コストの長期積立分散投資という投資の王道を推奨する本で、投資における基本のキを体系的に学ぶことができます。

体系的といっても構える必要はなく、めちゃくちゃわかりやすくサクサク読める内容になっています。

インデックスファンドのことを何となくで把握している人は、まずその素晴らしさや、それで得られる複利の持つ力を具体的に知っていただきたいです。

【投資初心者に王道】おすすめ書籍

おすすめ本

①難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください

  • 著者:山崎元、大橋弘祐
  • ページ数:324ページ
  • 発売日:2015/11/11
  • 出版:文響社
  • お金のプロ山崎元さんが、これから投資を始める初心者の疑問に対話式で答える形式でとても読みやすい。
  • 私もこの本を読んで投資を始めることができました。まさに最初の一歩におすすめの1冊。
  • 証券口座、インデックスファンド、NISAといった投資の基本から、具体的に何を買ったらいいか?までを山崎元さんが全てやさしく回答してくれる。
  • 積立投資だけでなく、一括投資のメリットまで解説していて学びが多い。
  • 今では当たり前となった「銀行に近づくな」、「投資信託の99%はゴミ」、「宝くじは貧乏人の税金」、「外貨預金はするな」、「経済合理性を優先するなら賃貸」、「民間医療保険に入るな」などといった初心者が犯しがちなお金のNG行動も指摘してくれるので、お金について幅広く学べる。
②お金は寝て増やしなさい

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  • 著者:水瀬ケンイチ
  • ページ数:251ページ
  • 発売日:2017/12/18
  • 出版:フォレスト出版
  • ブログ「梅屋敷のランダムウォーカー」を運営する水瀬ケンイチさんによる、インデックスファンドのメリットを徹底的に解説した1冊。
  • 好評につき2022年に漫画版も出版。
  • インデックスファンドのメリットだけでなく、家計の見直しの必要性や投資との向き合い方など、個人投資家として重要な心構えを総合的に教えてくれる。
  • 合理的には暴落時もインデックスファンドの積立を継続することが望ましい。どうしたら狼狽売りせずに長期ホールドできるか?といった長期投資におけるメンタル面にフォーカスした内容が充実している。

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投資・ビジネス系インフルエンサーのおすすめ本 5選

続いてご紹介するのは、テレビ・ユーチューブ・SNSなどで活躍する金融系インフルエンサーの書いた本です。

ひと昔前までネットで活躍するインフルエンサーは、怪しい情報商材を売りつける怪しい人の宝庫でした。

しかし最近は、誠意のある情報発信で人々の信頼を得るインフルエンサーが確実に増えています。

怪しい情報商材を売りつけるビジネスよりも、登録者や再生回数でマネタイズできるYouTubeのようなプラットフォームが台頭した成果だと思います。

自分が信用しているインフルエンサーの言葉で聞くことにより、話が腹落ちすることもできます。ここで紹介する5冊は、どれも投資・金融系の情報発信ではかなり有名なインフルエンサーたちの本です。

どれも初心者向けの良書です。難しい専門用語も出てこないのでスキマ時間にサクッと読めるものばかりです。5冊とも少しずつ特徴が違うので、気になるものから読んでみるとよいでしょう。

【インフルエンサーが手がける】おすすめ書籍

おすすめ本

①ジェイソン流お金の増やし方

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  • 著者:厚切りジェイソン
  • ページ数:165ページ
  • 発売日:2021/11/12
  • 出版:ぴあ
  • お笑い芸人として有名な厚切りジェイソンさんが執筆した、”超”初心者向けの1冊。
  • まさに右も左も分からない超初心者でも絶対に読めるやさしい本。
  • 日本人特有の「投資イコール危険」という思い込みから解放してくれるとともに、ただしいお金との向き合い方で金融リテラシーが向上につながる
  • 投資だけでなく節約術も参考になる。想像以上の倹約家で、感心してしまう節約術も多数紹介。とにかくジェイソンスタイルが徹底されている。
  • 投資初心者が安易に手を出しがちな不動産投資・個別株投資の危険性を説明している点もGood!!
②本当の自由を手に入れるお金の大学

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  • 著者:両@リベ大学長
  • ページ数:274ページ
  • 発売日:2020/6/19
  • 出版:朝日新聞出版
  • 金融系インフルエンサーで今もっとも影響力のある両学長(YouTube登録者100万人超)が手がけた待望の1冊。
  • 投資だけでなく、お金のこと全般「①貯める力②稼ぐ力③増やす力④守る力⑤使う力」を総合的に解説。
  • 2020〜2021年の金融系の本でNo.1ベストセラー。
  • 図解が多用されており、とにかくわかりやすさが徹底されている。これを読めばどんな初心者でも必ず一歩踏み出せる。
  • 家族や友人へのプレゼントにも最適。私も妹にプレゼントしました。
③世界のお金持ちが実践するお金の増やし方

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  • 著者:高橋ダン
  • ページ数:310ページ
  • 発売日:2020/9/16
  • 出版:かんき出版
  • もともとウォール街でバリバリの投資家だった高橋ダンさんが、初心者向けにお金の増やし方を丁寧に解説した1冊。
  • 元ヘッジファンドの投資家が、読者にはインデックスETFを用いた長期分散投資という王道をすすめていて、ある意味信用できる。
  • 日本にルーツがあり日本人の金融リテラシーが低いことも承知の上で、海外の例と比較しながらわかりやすく解説。
  • 長期投資をメイン(コア戦略)にしつつ、中・短期投資(サテライト戦略)の手法も推奨するなど、中級者向けの内容もあり。
④バカでも稼げる「米国株」高配当投資

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  • 著者:バフェット太郎
  • ページ数:211ページ
  • 発売日:2019/1/24
  • 出版:ぱる出版
  • バフェット太郎さんの過激な言葉とは裏腹に、超堅実な長期投資前提のポートフォリオを形成しているところがこの本のポイント。
  • 米国高配当株を長期に渡りバイ&ホールド(買って売らない)し、配当金を再投資する堅実な投資スタイル。
  • 高配当株投資が中心の内容だが、米国インデックスファンドも同様に推奨している。
  • おすすめの高配当銘柄を、社名を出して具体的に紹介しているので、銘柄選びまでしたい投資初心者の人は必見。
⑤お金が増える 米国株超楽ちん投資術

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  • 著者:たぱぞう
  • ページ数:204ページ
  • 発売日:2019/10/18
  • 出版:KADOKAWA
  • 米国株の長期インデックス投資の有用性について具体的に解説してくれる1冊。
  • これから米国株投資を始めたい初心者に、一歩を踏み出すための勇気を与えてくれる内容。
  • インデックスの投資信託だけでなく米国ETFの銘柄紹介があり、自分のスタイルにあった投資先を見つけることができる。
  • 2021年にYouTubeを開設。初心者が疑問に思うことをわかりやすく教えてくれる内容で、さっそく人気のチャンネルとして実力を発揮中。(さすがたぱぞうさん)

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有名ファンドマネージャーの良書 2選

出典:ダイヤモンドオンライン
出典:ダイヤモンドオンライン

続いて、日本の有名な投資家の本を2冊ご紹介いたします。

日本で人気のファンドを運営する、ひふみ投信の藤野英人さんと、農林中金の奥野一成さんです。メディアへの出演も多いので、顔を知っている方も多いかもしれません。

どちらかといえば藤野さんの本がお金の本質と向き合う本、奥野さんの本が個別株投資における企業分析の重要性を教えてくれる本です。

紹介しておきながらなんですが、私たちはひふみ投信と農林中金へ1円もお金を預けていません。なぜなら最初にご紹介した通り、低コストインデックスファンドの長期分散投資という一般投資家ができる王道の投資を実践しているからです。

われわれの方針上アクティブファンドへの投資はしませんが、それでもアクティブファンドは必要だと思っています。

よくアクティブファンドの運用成績がインデックスファンドにアンダーパフォームすることから馬鹿にしている人が多いのですが、アクティブファンドの本質はインデックスファンドを上回ることではありません。

どのような市場環境でも一定の結果が求められるのがプロの機関投資家です。プロとしてのお金との向き合い方や、企業分析の考え方を学んでみたい方におすすめの2冊です。

【有名投資家の教え】おすすめ書籍

おすすめ本

①投資家がお金よりも大切にしていること

  • 著者:藤野英人
  • ページ数:188ページ
  • 発売日:2013/2/26
  • 出版:講談社
  • お金の本質と向き合うための良書。真の投資家を目指すなら読んで損のない1冊。
  • 私たち日本人は、実は気づかないうちにお金に対する偏見をもっている。この本の内容を頭で理解すると、正しい方向へ修正するきっかけになる。
  • 2013年出版とやや古めの本だが、本質をついているものばかりなので内容が色褪せず、また読み返したくなる。
  • お金にがめつく貯め込むだけでなく、社会で互恵関係を気づいていく上で大切なお金の使いかたを教えてくれる。
  • そもそも何でお金や投資が必要?など始めた後にいだきがちな疑問を解決してくれる
②ビジネスエリートになるための 教養としての投資

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  • 著者:奥野 一成
  • ページ数:229ページ
  • 発売日:2020/5/27
  • 出版:ダイヤモンド社
  • 奥野さんが日頃から発信している「投資家は企業のオーナーになる」という考え方について述べられている。
  • 長期的に利益を上げ続ける企業はどのようなビジネスモデルを持っているのか?投資先選定をする際に身につけたい視点を磨くことができる。
  • 個別株投資におけるテクニック本ではなく、投資する企業のビジネスモデルや組織運営にたいしてビジネスマン視点で切り込む1冊。その視点は自分の本業にも生かすことができる。
  • 投機と投資の違いが明確に述べられていてわかりやすい。自分の投資は本当に投資なのか?それとも投機になっていないか?を見直すことができる。

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FIRE&経済的自立を目指す人へおすすめの本 3選

続いてFIREを目指す方におすすめの本を3つご紹介します。

FIREを目指すために必要な考え方は、最初にご紹介する「①FIRE最強のリタイア術」がもっともおすすめです。こちらの本は近年のFIREムーブメントの火付け役として脚光を浴びた本で、今では有名となった「4%ルール」や「貯蓄率とFIREまでの年表」などを取り上げていてFIREを目指すなら最初に読んでおきたい本です。

そのほかの2冊は、直接的なFIREの本ではなく、FIREに必要なマインドを作ってくれる良書なのでこちらでご紹介しました。

どの本も「凡人でもお金に困らなくなる方法」、「人生が気楽になる考え方」、「お金よりも時間がもっとも大切」といった、改めて私たちが現代社会で生きていく上で忘れがちになる大切なことに気づかせてくれる本です。

FIREに対して、私はどちらかといえば具体的なテクニックよりも、経済的自立にいたるまでの考え方が重要だと思っています。お金はいくらあっても足りない人には足りないですからね。

【目指せFIRE】おすすめ書籍

おすすめ本

①FIRE 最強の早期リタイア術

  • 著者:クリスティー・シェン、ブライス・リャン
  • ページ数:317ページ
  • 発売日:2020/3/18
  • 出版:ダイヤモンド社
  • 中国の貧困家庭で育った著者が、その後カナダに移住してFIREするまでに辿った軌跡(ストーリー)を具体的に紹介。
  • 貧乏時代の話が冗長という人もいるが、何気ないことを幸せだと思える「欠乏マインド」を形成した重要なエピソードで、個人的には大変気に入っている。
  • いまでは有名となった「4%ルール」や「貯蓄率とFIREまでの年数を表したグラフ」がこの本の醍醐味。そして、FIREに1番重要なのが「貯蓄率」だということがわかる。
  • 著者はソフトウェアエンジニアだが、決してスーパーエリートではない。普通の人でも再現性が高い方法でFIREするまでの道のりを教えてくれる。
  • 投資手法の解説よりも、FIREに重要な「考え方」の部分を、著者のストーリーベースで学ぶことができるので共感しやすい。
②33歳で手取り22万円の僕が1億円を貯められた理由

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  • 著者:井上はじめ
  • ページ数:207ページ
  • 発売日:2020/3/25
  • 出版:新潮社
  • 凡人でも再現性の高い方法で1億円を目指すことができるということを教えてくれる。(注意:執筆時点ではまだ1億円には到達していない)
  • FIRE本ではないが、普通のサラリーマンがFIREするために必要な考え方が学べると思いこちらで紹介。
  • 世界の人口が増え経済が成長する限り、株式市場は成長していく。井上さんは今後も成長が続くことを期待して投資を実行している。
  • どの本にも書いてある、利回り、複利、インデックス、ノーロードといった専門用語を極力使わずに、中学生でも理解できる読みやすさを追求している1冊。
  • 投資先は投資信託の他に、後半で不動産投資のことも紹介しているが、やはり初心者には投資信託が王道というのが井上さんの主張。
  • 投資信託の売却ルールも出てくるが、そちらもあくまで参考程度でいいかなと思います。(個人的にはFIREするまで1円も売らない)
③年収90万円でハッピーライフ

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  • 著者:大原扁理
  • ページ数:181ページ
  • 発売日:2016/3/25
  • 出版:太田出版
  • 大原さんは自分と同い年(1985年生まれ)にも関わらず、世の中や人生に対する考え方が達観していて参考になる。
  • ミニマリストのアイデア集といった本ではなく、お金なんてたいしてなくても幸せに生きていけるということを実践した上で教えてくれる本。
  • FIREとは直接的に関係ない本ですが、時間が大切という考え方や、世の中の常識を疑って自分自身で幸せに生きていく方法を見つけていく考え方が大変参考になると思い紹介。
  • 「普通」という概念を疑い、とにかく質素にシンプルに生きることで肩の荷が下りて人生気楽になる。読んでいて気持ちが楽になる本。

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お金持ちの考え方とメンタルを学べるおすすめの本 3選

1代で財を築きお金持ちになる人には理由があります。日本で純金融資産1億円以上を保有するお金持ちの家庭は、全体の2%しかいません。ほとんどの人はお金持ちになれないのが現実です。

ただ、普通の人でも努力すればお金持ちになれるのも同じく現代資本主義の現実です。特に日本で生まれた人なら、正しく目指していけば誰でもお金持ちになるチャンスがあります。

まずお金持ちになるためにはお金持ちを真似すること、同じようなマインドを手に入れることが重要です。

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FIREという言葉が流行し、若くして金融資産を築き上げることを目指す人が増えています。しかし、その甘美な言葉とは裏腹に、ほとんどの人たちがFIREに必要な資産を作ることができない現実があります。 野村総合研究所のレポートによると、富裕[…]

となりの億万長者」は言わずと知れた名著で、長年の統計データから億万長者の特徴を明らかにした本です。お金持ちは豪邸に住んでいる人でも高級車に乗っている人でもなく、見た目ではわからない普通の質素倹約とした人が多いことがわかります。

サイコロジーオブマネーとファクトフルネスは、私が最近読んだ本で特におもしろかったです。どちらもデータをもとに論理的・合理的思考をするための教養が学べます。

とくにサイコロジーオブマネーを読めば、われわれ投資家が知っておくべきお金持ちになるためのマインドを必ず育ててくれます。まだ読んでいない方はぜひ読んでみてください。

【お金持ちのメンタル】おすすめ本

おすすめ本

①となりの億万長者

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  • 著者:トマス・J・スタンリー、ウィリアム・D・ダンコ
  • ページ数:346ページ
  • 発売日:2013/8/23(新版)
  • 出版:早川書房
  • いわずと知れた名著。最初の本が出版されたのが1996年で、1973年からの統計データをもとに億万長者に共通した特徴が紹介される。
  • お金持ちは見た目ではわからない。金遣いが派手な人がお金持ちではなく、普通の見た目をした質素倹約と思っていた人が億万長者だったりする。それらの現実をアメリカの統計データをもとに明らかにした学びの深い本。
  • 調査時期はたしかに古いが、現代でも変わらない普遍的な内容なのでしっかり学ぶことができる。
  • スタンリー博士のもう一冊「1億円貯める方法をお金持ち1371人に聞きました」も合わせて一度は読んでおきたい名著。ただ、2冊とも現時点でKindle版が出版されておらず紙本しかない。
  • Kindle版で手軽に読みたい方は、スタンリー博士の娘サラさんが続編として執筆した「その後のとなりの億万長者」はKindle版があるので、そちらでも元本の考え方は学べる。
②サイコロジー・オブ・マネー

  • 著者:モーガン・ハウセル
  • ページ数:277ページ
  • 発売日:2021/12/7
  • 出版:ダイヤモンド社
  • 投資家はメンタルが最も重要といわれるが、まさに投資におけるメンタルやマインドセットに特化した1冊。
  • メンタル系にありがちな、著者の「俺はこう思う!」みたいなふわっとした本ではなく、実際にあったことをベースに学びを与えてくれるため具体的に理解しやすい。
  • 個人的に、2021年下期で読んだ本の中でNo.1。
  • これを読めば改めて経済的自立のすばらしさを再認識できる。
  • この本に書かれている「マインド」を自分の中で育てることができれば、今回の人生でお金に困ることはなくなります。
③ファクトフルネス

  • 著者:ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド
  • ページ数:487ページ
  • 発売日:2019/1/11
  • 出版:日経BP
  • 直接的なお金の本ではないが、事実ベースで正しい考え方ができるようになるこの本は、お金持ちになるための教養として最適。
  • サイコロジー・オブ・マネーの中でもこの本が紹介されている通り、ファクト(事実)ベースで物事を理解することは現代社会で極めて重要。
  • 投資でも悪い方のニュースが先行しやすい。その情報に一方的に惑わされているだけでは、自分も悪いサイクルに巻き込まれてしまう。
  • そのため事実ベースで情報を正しく捉える「ファクトフルネス」の考え方をできるようになることが投資家にも求められる。
  • 個人的なおすすめ度「★5つ(絶対的な良書)」です!

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【後悔のない人生】お金の使い方を考え直すことができる本 2選

ここまで紹介した本では、さいさん長期投資における複利効果の素晴らしさが説明されてきました。

投資にお金を回しておけば72の法則に従って雪だるま的に資産が膨らんでいきますので、1円でも多く投資にお金を使うことが合理的に正しく思えます。

ただ、複利の魔法に取り憑かれすぎると、最終的には使えきれないほどのお金を抱えて死を迎えることになりかねません。お金はあくまでただのツールであり、必要に応じて使ってなんぼのものでもあります。

自分なりのお金の哲学を築き上げるためにも、使うことの大切さを知っておくことも重要です。

たとえば、先の時代を生きてきた人生の先輩たちは、どのような後悔を持ってこの世から旅立っていったのでしょうか?

「もっとああしておけばよかった」という先人たちの後悔を知ることにより、自分の人生をよくするためのヒントになります。

お金は「増やす」こと以上に、「使う」ことが難しいものです。なぜなら「増やす」方法は合理的に説明できても、「使う」方法については個人の主観によって全く違う結果になります。つまり答えがありません。

だからこそ、たった一度の人生をどのようにデザインして、どのように有効なツール(お金)を使っていくかを自分なりに考えていくことが求められます。

【人生論】おすすめ本

おすすめ本

①DIE WITH ZERO

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¥1,515 (2024/04/24 09:24:04時点 Amazon調べ-詳細)
  • 著者:ビル・パーキンス
  • ページ数:249ページ
  • 発売日:2020/9/29
  • 出版:ダイヤモン社
  • アリとキリギリスの話でアリは美化されていますが、そのアリはいつ遊ぶのか?という話から始まり、これまでのお金に対する概念を気持ちよく打ち払ってくれる良書。
  • ほとんど人はお金を使いきれずに死んでいく。そのお金を生きているうち(特に若いうち)に使っていたら、本当はもっと後悔のない人生になったのではないだろうか。
  • 投資を始めてやたらと資産残高を増やすことだけが目的になっていないか?もしそうなら一度立ち止まって減らすことについても真剣に考えてみては。そんな時に読みたい本。
  • 若い時にできる経験や思い出作りにも複利効果がある。だからこそ若い世代に読んでもらいたい1冊。
②死ぬときにはじめて気づく人生で大切なこと33

  • 著者:大津 秀一
  • ページ数:153ページ
  • 発売日:2017/5/24
  • 出版:幻冬舎
  • 人間は死ぬ前に何を後悔するのか?医者として終末期医療に携わる大津さんが、長年の臨床経験で知った人々の後悔を教えてくれる。
  • 私たちはついつい目の前のことに精一杯になってしまう。だからこそ未来に目を向けるために必要な1冊。
  • 死を意識することで、今の生き方を見つめ直すことができる。死ぬまえに後悔しないための努力をしようと思える。
  • 後悔を残さず生きるために、どのようにお金を使っていくか?という自分なりのお金との向き合いもできるようになる。

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【全員必修】税金の基本を学ぶことができるおすすめ本 2選

ここで紹介する本は、個人事業主やマイクロ法人を作ったときの、税金周りの疑問に答えてくれる本です。いずれ個人事業主や独立を目指すのであれば、最低限でもいいので税に関する知識を身につけおきたいです。

私はサラリーマンながら副業での事業収入が少しだけあるので、開業届を出して青色申告をしています。初めはわからないことだらけでしたが、「②お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!」に書いてあったことを実践しただけで必要な申請は全てできました。

日本の税金は近年増える一方です。税金について不満を持っている人もたくさんいるのではないでしょうか。ここで紹介する本を読めば、知っておくべき税の基礎知識だけでなく、裏技(合法)的な節税方法を学ぶことができます。もちろんサラリーマンの方にも学びが多くおすすめできる本です。

【税金】おすすめ本

おすすめ本

①お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方

  • 著者:橘玲
  • ページ数:339ページ
  • 発売日:2017/8/4
  • 出版:幻冬舎
  • この本をきっかけに大人気作家となった橘玲さんによる、個人事業主やマイクロ法人を活用した節税方法を指南してくれる節税のバイブル本。
  • もちろん合法的な節税についてのみ紹介されている。サラリーマンが読んでも参考になる。
  • 2003年時点に初出版した時の内容をあえてそのまま掲載し、2017年の改訂でその内容についてコメントを加えている。2003年からあまり本質は変わっていないことがわかる。(細かいテクニカルな部分については最新版でちゃんと情報がアップデートされています)
  • 節税について書かれている内容が有名だが、投資や家(賃貸 vs 持ち家)や働き方など幅広く述べられている。
  • 約20年前に書かれた内容とは思えないほど、現代社会においても本質が変わっておらず参考になることが多い。
②お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!

  • 著者:大河内薫、若林杏樹
  • ページ数:239ページ
  • 発売日:2018/11/8
  • 出版:サンクチュアリ出版
  • ユーチューブやSNSで活躍する税理士の大河内さんが、新人フリーランスの若林杏樹さん(漫画家)に税金の基礎知識を教えるF&Q形式の漫画本。
  • 漫画ビジネス本によくある「漫画が最初に少しでてあとは文章・・・」みたいな本でなく、漫画の割合が多くてかなり読みやすい。
  • 最初は理解できなくても、確定申告などいろいろ経験したあとに読み返すと新たな気づきがあって繰り返し学べる。
  • ちょっとした事業であれば、税理士さんなしで必要な申請が全てできるようになる。
  • いずれ独立や副業を考えているサラリーマンなら、読んでおくだけで税に関する不安が解消されるので一度読んでおくことをおすすめします。

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【生涯投資家として】投資家脳を鍛える良書 2選

投資の本を読んでいると、長期投資こそが王道ということが何度も説明されています。耳にタコができるほどです。

投資の世界では、長く生き続けること、途中で退場しないことが重要とされます。

我々も投資を始めた以上、“生涯”投資家として生きていく覚悟が必要ということです。

長期投資をしていると、いつか必ず暴落相場を経験することになります。その時に自分なりの投資哲学ができていないと、不安を煽る情報に流されて良からぬ行動をしてしまうかもしれません。

私たちが生涯投資家として生きるための、投資家脳を鍛えることができる本を2冊ご紹介します。

【投資家脳を鍛える】おすすめ本

おすすめ本

①金持ち父さん 貧乏父さん

  • 著者:ロバート・キヨサキ
  • ページ数:272ページ
  • 発売日:2013/11/8
  • 出版:筑摩書房
  • 金持ちは資産を買い、貧乏人は負債を買う」、「ラットレースから抜け出す」などで有名な投資系自己啓発本の伝説的な本。
  • 一見ドライなお金持ちお父さんと、優しさ溢れる貧乏お父さんが、ひとりの子どもにお金のことを教えてくれる。教えの差がお金持ちと貧乏の分かれ道となる。
  • 最近では子どもたちの金融リテラシーを高める教育が議論されるようになったが、まさに日本の金融リテラシーに一石を投じる本の源流となった1冊。
  • ハワイの不動産投資などがロバート氏の功績として有名だが、その辺は今の日本では当てはまらないため、あくまで投資家脳を身につけるための参考書と思った方がいい。
  • 投資家界隈では読んでいる人が本当にたくさんいるので、一度読んでおくと話のネタになる。(ロバート氏の本はマルチの勧誘でよく使われるので、一度読んで冷静な目をもっておくとGood!!)
②生涯投資家

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  • 著者:村上 世彰
  • ページ数:266ページ
  • 発売日:2019/12/5
  • 出版:文藝春秋
  • 今の30代以上なら絶対に知っている「村上ファンド」の村上世彰さんが執筆した本。
  • 小学生の時に投資を始め、生涯投資家として生きてきた村上さんの投資家哲学が興味深い。
  • 実際に村上ファンドが手がけてきた案件について紹介されており、村上ファンドが一体どのような活動してきたかがよくわかる。
  • ライブドア事件の裏側も語られていて、あの時代を知っている人なら必ず楽しめる。村上ファンドというか村上世彰さんのイメージがガラッと変わる。
  • 日本の企業ってなんで上々しているの?上々するメリット・デメリットは?実は会社の社長本人ですら説明できない現状が指摘されている。
  • 上場企業における「コーポレートガバナンス」の重要性を知ることができる。村上ファンドの改革アプローチから、自分も経営者目線をもつことができ学びが深い。
  • 個人的なおすすめ度「★5つ(絶対的な良書)」です!

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【脱初心者】読んだら自慢できる、伝説の投資本 4選

インデックス投資の父ジョン・ボーグルが1975年に設立し、世界初のインデックス型投資の投資信託を販売したのがバンガード社です。

そのバンガード社の取締役として携わったバートン・マルキールやチャールズ・エリスは、ジョン・ボーグルと並んでインデックス投資家にとっての神のような存在です。

ちなみにバンガード社はインデックス投資家にはおなじみのVT(全世界株)、VOO(S&P500)、VTI(全米株)といった指標(インデックス)に連動する優良ETFを販売している会社で、頭文字のVはバンガードのことです。

その2人が執筆した「①ウォール街のランダム・ウォーカー」、「②敗者のゲーム」、共著した「③投資の大原則」の合わせて3冊は、投資家なら一度は読んでおきたい名著です。

また、こちらも名著「④賢明なる投資家」のベンジャミン・グレアムは、「バリュー投資の父」として神様ウォーレン・バフェットが師と仰ぐ人物です。神様の育ての親、まさに神の親です。

ここで紹介する4冊はどれも上梓は古いですが、版を重ねて読み継がれる超ロングセラーです。読んだことのある投資家も本当にたくさんいますので、一度読んでおくと話のネタとしてもいいでしょう。

【脱初心者】おすすめ本

おすすめ本

①ウォール街のランダム・ウォーカー

  • 著者:バートン・マルキール
  • ページ数:571ページ
  • 発売日:2019/7/19(第12版)
  • 出版:日経BP
  • インデックス投資の神バートン・マルキール氏による、インデックス投資のバイブル本。
  • 初版は1973年に上梓され2022年までに13版を重ねる超ロングセラー(全米累計150万部以上)
  • 過去の動向から未来の株価を予測することは不可能。株価を予測することが不可能であるならば、インデックス投資が1番理にかなっていることを証明している。
  • 豊富なデータから分析しておりページ数も多くなっているが、文章にユーモアがあり意外と読みやすい。
  • 現在の投資ブームによる熱狂的な相場のときにこそ読みたい1冊。
②敗者のゲーム

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  • 著者:チャールズ・エリス
  • ページ数:269ページ
  • 発売日:2022/1/6(第8版)
  • 出版:日経BP
  • ウォール街のランダムウォーカーと並んでインデックス投資家にとってのバイブル本。
  • ウォール街のランダムウォーカーと同様に、個人投資家にとって長期インデックス投資がもっとも優れた投資であることを証明している。
  • 私たち個人投資家がウォール街のプロたちに勝つにはどうすればいいか?プロにはできない、個人投資家だからこそできる戦法がある。そしてその勝率がプロを上回る。投機ではなく投資をしよう。
③投資の大原則

  • 著者:バートン・マルキール、チャールズ・エリス
  • ページ数:157ページ
  • 発売日:2018/7/4(第2版)
  • 出版:日経BP
  • バートン・マルキールとチャールズ・エリスの共著。「ウォール街のランダム・ウォーカー」と「敗者のゲーム」と主張は同じでインデックス投資の素晴らしさがわかる。
  • 上記の2冊と大きな方向性は変わらないが、1番読みやすい。誰でも読める内容になっているので、投資初心者にこそ読んでもらいたい。
  • 「ウォール街のランダム・ウォーカー」と「敗者のゲーム」で迷ったら、まずはこの本から手に取ってみるのがおすすめ。Kindle版でサクッと読める点もGoodポイント。
④賢明なる投資家

  • 著者:ベンジャミン・グレアム、ジェイソン・ツバイク
  • ページ数:528ページ
  • 発売日:2000/9/1(新版)
  • 出版:パンローリング
  • 初版が1949年と非常に古いが、現代でも不変の投資の基礎を学ぶことができる。
  • 著者ベンジャミン・グレアムはバリュー投資の父。神様ウォーレン・バフェットの育ての親。バフェットが「株式投資の本で過去最高傑作」とし、投資を始めるなら最初に読むことをおすすめしている1冊。
  • 伝説の投資家ベンジャミン・グレアムの哲学を学ぶことができる。自分自身も生涯投資家として覚悟をするなら、この哲学をぜひ早めに学んでおきたい。
  • 投資のバイブルになる本を読んでいると、全て言っていることは似ているとわかってくる。まさに投資初心者にとって何が投資の王道か?がクリアにみえてくる。

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【番外編】まだまだあるお金・投資のおすすめ本たち

分野別に分けることはできませんでしたが、投資系の本でおもしろいものはまだまだあります。

私が読んだ本ん中で、特に読んでよかったものをこちらでピックアップしていきます。おもしろかった本があれば随時追記もしていきます。

【番外編】おすすめ本

おすすめ本

①一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学

  • 著者:cis
  • ページ数:160ページ
  • 発売日:2018/12/21
  • 出版:KADOKAWA
  • 2ちゃんねるで有名なcis(シス)さんの自叙伝的な本。(テクニック本ではない)
  • 株の世界で総資産230億円まで上り詰め、いまや一人の力で日経平均を動かせるほどになった。
  • 生粋のギャンブラー、ゲーマーで、こういう人が短期トレードで成果を出せるんだなと参考になる。
  • よく株価のニュースでアナリストがそれっぽいコメントをしているが、実はcisさんが全然関係ない理由で買っていただけというケースも。スーツを着た証券アナリストのコメントがいかに適当かがわかって痛快。
  • 短期トレードで大富豪になった人の本を読んで、改めて普通の長期投資が素晴らしいことを再確認できる。息抜き的な本としておもしろいのでおすすめです。
②漫画 バビロン大富豪の教え 「お金」と「幸せ」を生み出す五つの黄金法則

  • 著者:ジョージ・S・クレイソン、板野旭(漫画)
  • ページ数:468ページ
  • 発売日:2019/10/4
  • 出版:文響社
  • 100年以上読み継がれるジョージ・S・クレイソンの名著「バビロン大富豪の教え」の漫画版。
  • 古代バビロンに住む職人は毎日いくら働いても貧乏のまま。バビロンいちの大富豪にどうしたらお金が増える?かを聞きにいくところから始まるストーリー。
  • 「収入の1割を貯蓄せよ」、「欲望に優先順位をつけよ」、「蓄えた金を働かせよ」、「危険や天敵から金を守れ」などといった、黄金の7か条はあまりにも有名。
  • 漫画ストーリーの完成度が高く、小学生から読めるような内容になっている。人類不変の知恵が詰まった1冊。

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さいごに

今回は投資初心者がお金や投資の勉強するときに参考になるおすすめ書をいっきに紹介していきました。

分野ごとに本をピックアップしていきましたが、同じ分野でもそれぞれ少しずつ著者の主張が違う点もあります。

それもそのはずで、お金や投資については、王道はあるものの答えはないからです。自分に合った投資法は、結局のところ自分で確立していかなければなりません。

自分なりの哲学がないと、暴落時やバブル時に自信を失って投資の世界から退場することになりかねません。投資で成功するには、諦めずに長期投資を続けることが大切です。

自分の投資哲学を築きあげるためにも、本を読んで幅広く知識を習得していくことが大切です。

初心者レベルでも、一歩踏み出せばちゃんと結果が出るのが投資の世界です。「投資×本」ほど費用対効果の高い自己投資はありません。

私自身も慢心することなく、これからも謙虚な姿勢で学び続けていきたいと思います。

また良書がありましたら、適宜こちらの記事へ追記していきます。

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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